驚いた

激務宣言をされ、それでも一応例の青年大学イベント企画の打ち合わせに参加するかと思い1時間10分遅れで出席。
企画は全部4グループあってウチ3グループは今日8時集合。9時過ぎに現地に着いた俺は駐車場を見渡して誰がいるかをおおよそ知ることが出来る。
駐車場を出て駐輪場に、見慣れた原付があった。かつてその原付を見ると心が躍ったものだった。
今日も見た瞬間、
「来てるのか」
そう思い、そして刹那思った。
「やばい」
会いたくない、会わないようにしなきゃ。万が一会ってしまったらどういう顔をしたらいいかわからない。どういう会話をしたらいいかわからない。
10時を回り打ち合わせが終了。施設は10時に閉まるからだ。
打ち合わせは各グループ同じ施設内の別の部屋でやっているので誰が居るのかを知る術は無い。正確に言えば玄関の下駄箱にある靴で分かるのかもしれないが・・・それはストーカーだな。
それはおいといて、打ち合わせ終了し下らない談話を交えつつ階下に向かう。1つしかない玄関へと向かう。
ヤバイ。玄関でだべってる。そこでだべるんじゃねぇえええ!!
22時間ぶりに会った例の女の子が常々言っていた。「微妙な位置関係にあると顔を合わせづらくなる。気まずい空気になる」と。
そんなことないでしょwとこれまた俺の返事も定型句。その子の性格も、相手の性格も知っていたからあなた方の場合はそうなるでしょ。
でも俺は違うよ。なんせ”ぐるぐる”が治まったのだから。
と思っていたんだけど・・・
なんだろう、この気まずさ。全然嫌いな相手じゃないのに、嫌いな相手と同じ態度を取ってしまう。そして態度だけじゃなくて思うことも一緒。「会いたくないし会話したくないし側に居たくないし」
おかしい。元の鞘に戻った筈だと思っていたのに。確かに顔を見るのは半月以上振りだけれど。
こんな風になるなんて予想外だった。もちろん、多数の中で会ったからってのはあると思う。2人しか居なければそれなりに会話も出来ただろうが・・・
ただ、これも全て俺が吹っ切れた証なんだろう。いい傾向なんだろうな、たぶん。若干寂しさはあるけれど。
過去に縛られてちゃ人間は進化できない。そう悟った。